腸は、脳以上に働いている 『免疫力は腸で決まる!』より ☆☆☆☆
『免疫力は腸で決まる!』 著者 辨野 義己(べんの よしみ)
嘘のような、本当の話しだ。
この本の著者 辨野 義己(べんの よしみ)さんは本名なのだ。
おじさん、失礼ながら、思わず笑ってしまった。
申し訳ない。
世間では、著者を、「ウンチ博士」と呼んでいるようだ。
おじさんは見たことがないが、時々、テレビやラジオ番組にも登場されて、ウンチについて、いや、腸内細菌について話しをされるらしい。
いやはや、こうした名前をお持ちだから、ウンチを研究する仕事に就かれたのか、それとも、偶然、こうした研究に従事したために、名前が漫画チックになってしまったのか、おじさんには分からない。
いずれにしろ、こうなってしまったのは、「ウンノツキ」である。エヘヘ!
まあ、それはともかく、著者は、腸内細菌の研究一筋に40年間、これまで採集した人間並びに動物のウンチのコレクションは数えきれないと言う。
むろん、誰も比較した訳ではないが、世界随一らしい。
どのようにして採取するのだろう?
「お願い、ウンチ、頂戴。」
まさか?
まあ、それは、さておき、実は、おじさん、この本を読んで驚いたのだが、何と、世の中の女性には恐ろしく便秘持ちが多いと言うことだ。
これなら、サンプル集めもままならない。
いやもう、宿便が世の中の女性のお腹を支配している。
まさに、このことは、現在女性の宿便、いや、宿命なのだ。アハハ、!
というのは、トイレに行かずに、平気で、3~4日過ごしている女性が当たり前にいると言うのだ。
著者の話しでは、さらに猛者がいるらしい。
上には上がいるものだ。
普段、ウィークディーには、ひたすら宿便を貯め込み、ウィークエンドになれば、まとめて、下剤を飲み、一週間分のウンチを一気に排泄するらしい。
これを、《週末トイレ症候群》と言うらしい。
この快感は最高かもしれない。
分かるような気がする。
いやまあ、とてつもない巨大なウンチになるに違いない。
それはともかく、一週間分ものウンチを、人間の大腸の中に収納しきれるものだろうか?
ウンチは、原則、お腹の中では、有害物質をタレ流す危険物だということだ。
基本的には、もはや、人間の身体にとって不要なものだから、貯めれば貯める程、腐敗して毒素を出す。
で、それが、水分を通じて再吸収され、身体を巡ることになるのだ。
当然、身体に良い訳がない。
さらに、この宿便がお腹に詰まり、腹痛を起こしたり、膨満感や食欲不振に繋がったりする。
早く出すに越したことはないのだ。
それはともかく、美しい女性のお腹の中に、ウンチが充満してると想像するだけで、おじさん、いやはや、何とも悲しい。
その点、おじさんの便通は、実に規則正しい。
時には、若干、早まったり、遅れたりはするが、概ね1日1回、朝10時前後と決まっている。
まあ、便通で時間が大体確認できるほどの、言わば、かなり正確な「腹時計」なのである。
さて、またまた、要らぬ【ウンチク(薀蓄)】が過ぎてしまったようだ。
急いで、本書の内容に入りたい。
腸に、《セカンド・ブレイン/第二の脳》があるということをご存知だろうか?
いや、人間の臓器の中で、受精卵から最初に出来る器官が腸であるらしい。
受精卵は、やがて、分裂を繰り返し、まるで、ゴムまりを指で押さえるようにへこみ、それは、やがて管になり貫通する。
チクワの穴みたいなものだ。
これが腸になる。
まず、腸が形成されるのは、とりあえず、早く、母体から栄養を吸収するためだ。
ということは、脳が作られる前に、腸は働き出さねばならないから、腸は自らの意志で、誰にも支持されることなく働き始めることになる。
これは、まさに、腸に第二の脳が存在することの証明ではないか?
いや、実際、腸は、頭の脳よりも形勢される時期が早いのだから、第二の脳ではなく、『ファースト・ブレイン/第一の脳』と言うことになる。
日本語には、「腹を決める」とか、「腹が立つ」とかいう言葉がある。
言語的にも、腸が判断したり、感情を持ったりすることを、昔の人は知っていたのだろうか?
これは鋭い。
ところで、外科手術か何かで、胃を切除してしまうと、小腸が、やがて膨れ上がり、胃の役割を果たすようになると言う。
胃も腸の脳により支配されている証しだ。
もっと端的な例がある。
身体が脳死しても、胃は、しばらくの間は、独自の判断で動いている。
まさに、「脳死」に対して、「腸死」というのがあるのだ。
いやあ、チョウシに乗ってはいけない。エヘヘ!
いやはや、こうしたことから、まず、真っ先に誕生した腸は、やがて、後で生まれた頭の脳と協力して、生命維持のための隠れた司令塔の役割を果たすのだ。
実際、腸の血管の集まる外壁部分には、脳と同じ神経細胞 ニューロンが集中していると言う。
これら神経細胞の働きにより、腸における栄養素の分解、吸収の状況が的確に判断され、その情報が脳へ送り届けられる。
そのデータに基づいて、頭の脳が全器官の中枢機能として情報を総合的に分析し、また、腸の脳に、身体に必要な栄養素取得の指令をフィードバックするのだ。
この《腸脳相関》と呼ばれる情報ネットワークシステムによって、おじさんたちは、最適な栄養や水分吸収のホメオタシス(平衡状態)を保つことができるのだ。
どうも、各臓器への消化酵素の分泌は、腸の第二の脳が指令しているらしい。
人間、睡眠をとれば、頭脳は、ほぼ、休止状態になるが、反面、腸はウンチを作るために活発に運動するらしい。
お腹の第二の脳は眠らない。
働き続けるのだ。
かくて、ウンチは夜作られる。
さて、よく空腹になったら、イライラしたり、怒りっぽくなったりする。
これは、空腹になると、腸の第二の脳の指令により、頭の脳が影響を受け、気持ちを落ち着かせるセロトニンや気分を良くさせるドーパミン、意欲を促進するノルアドレナリンなどのホルモンの分泌が阻害されるからだ。
まさに、腹が減っては戦が出来ずで、空腹になると、冷静で正確な判断が出来なくなるのだ。
いやはや、食物を消化し、栄養を吸収するという他に、今一つ、腸には大切な働きがある。
それは、腸に、毛細血管以外に、リンパ腺やリンパ節も集中していることから伺える。
いわゆる、大腸が、食物を通じて侵入してきた細菌やウイルス、さらに、有害物質により誘発されたガン細胞を排除するなど、生態の免疫機能に重要な役割を果たしていることだ。
その機能の6割が腸に集中していると言うのだ。
言うまでもないが、免疫機能とは、外界の侵入物から生命を守るために、なくてはならない生態防衛システムである。
ところが、返す刀で自らも傷つける、反面、扱いにくい、もろ刃の剣でもあるのだ。
おじさん、そのメカニズムについて、難し過ぎて、ここで解説しようもないが、興味のある人は、本書に詳しいので、是非、一読願いたい。
おじさん、この本を読んで、認識を新たにしたのは、ただ、免疫機能が高ければ良いという単純なものではないことだ。
免疫機能が過剰に働けば、却って、トラブルを起こしてしまうこともある。
ともすれば、人体にとって有害な細菌やウイルス、ガン細胞を攻撃するのではなく、健全な細胞にまで攻撃を仕掛けてしまう訳だ。
花粉症のアレルギー、アトピー、膠原病と呼ばれる自己免疫不全などにより引き起こされる病気がそれに当たるだろう。
ところで、話しは、若干飛ぶが、おじさんたちが毎日排泄するウンチの実態は、一体、何だろうか?
えっ!
消化した食べ物の残りカス?
確かにそうなのだが、実は、そのおおよそ70%が水分だ。
水分を取り除いたウンチ全体の30%程度が食べ物の消化した残りカスだ。
後の30%程は、小腸の消化吸収細胞が役割を終えて、腸壁から剥がれ落ちたものらしい。
いやあ、小腸内は、新陳代謝は激しく、僅か3日で、腸壁の表面の細胞が入れ替わっている。
だから、小腸には、ガン細胞は発生しない。
代謝が早く、発生する暇がないのだ。
要は、ウンチの約1/3は、小腸の内壁から剥がれ落ちた老廃物ということになる。
そして残り30%程が、腸内細菌の死骸なのだ。
何と、ウンチ1g当たり約600兆個~1000兆個もの、とてつもない数の大腸菌が含まれている。
空気もなく、メタンガスや窒素ガスで満たされた暗黒の世界 大腸は、そこに暮らす菌たちにとっては、まさに楽園なのだ。
それらが、種類により、日々、増えたり減ったりの栄枯盛衰を繰り返している。
この状態を腸内フローラ(大腸の中のお花畑/腸内環境)と呼ばれている。
大腸菌は、悪玉菌と善玉菌、日和見菌に大別される。
実は、悪玉菌とは、文字通り、消化後の食物を腐敗させる時に、身体にとって有害な物質を排出する。
善玉菌は、消化カスを発酵させることで、人体に有益な栄養素を作り出す。
また、腸内を酸性にし、悪さをする細菌の発生を抑える。
例えば、乳酸菌やビフィズス菌などがそれに当たる。
このどちらかの菌が、大腸内で優勢になれば、善玉でも悪玉でもない日和見菌が、勢力の強い方になびく。
つまり、善玉菌の勢いが勝れば、総体的に悪玉菌が減り、腸内の環境は良好になるのだ。
また、人体に有害な物質も取り込まれることが少なくなり、身体への負担が減少することになる。
しかし、考えてみれば、おじさんたちは、どうして、大腸の中に、善玉、悪玉に拘わらず、大腸菌を養っているのだろうか?
大腸も、できるだけ無菌の方が良いのではないか?
実際に、胎児の大腸は無菌状態である。
実は話しはそう簡単ではない。
良好な形で大腸菌が棲みついているからこそ、普段、おじさんたちの大腸は鍛えられて、健全な免疫力を保持しているのである。
何しろ、腸は、いつも食物と共に流し込まれてくる凄まじい量の細菌の脅威に晒されている訳だ。
普段から鍛えておかなければ、それに対抗できない。
過保護に育てられたひ弱いお坊ちゃん育ちが対抗できるほど甘くはない。
こんな笑い話しがある。
普段は、コンビニなどの賞味期限切れのお弁当を食べ続けている浮浪者が、逆に、新鮮な食べ物を食べて、食あたりにより、お腹をこわしてしまったと言うのだ。アハハ!
いやあ、パラドックスな話しだが、つまり、腸は、大腸菌が入るから、却って鍛え上げられ、免疫力が高まるのだ。
一方、先に書いたように、ともすれば、人間の免疫機能は、何かのきっかけで容易に暴走しかねない。
いやもう、大腸菌が常住していることで、逆に、過剰な自己防衛機能が抑制されることになる。
いわば、大腸菌は、人間の免疫機能を、影ながらコントロールしているのだ。
こうして、腸内フローラは、人間の免疫力のバランスを調整する機能を担っている。
だから、この本の著者は、元来、ヨーグルト嫌いであったにも拘わらず、一念発起して、50才を過ぎてから、6年間、毎日、ヨーグルトを1日500g食べ続け、腸内環境を改善することで、免疫の過剰反応で起こる花粉症を克服したと言うのだ。
まあ、そういうことで、腸内環境を左右する大腸菌と免疫機能の良好なバランスとは、しっかり関係していることが分かる。
実は、今ここで、詳細にお伝えすることができないが、最近の目覚ましい腸内細菌の研究によって、大腸菌による腸内フローラが、肥満、成人病(糖尿病)、認知症、アンチエージング、うつ病など、多様な医療原因に大きく関係していることが明らかになっている。
とは言え、その研究は、現代、まだ、緒に就いたばかりだと言う。
実は、分かっていることが僅かで、未知の領域が、ほとんどなのだ。
現在医学や細菌学で、どこまで明らかにされてきているかについては、本書に当たって欲しい。
さて、この大腸菌がつかさどる大切な腸内環境だが、面白いことがある。
それぞれ、個々人が持つ腸内の常在菌の顔ぶれは決まっていると言うのだ。
常在菌とは、腸の中を、食物の消化と共に通過して行く菌(通過菌)ではなく、常に大腸に定住している菌のことを指す。
先にも言ったように、その時々、年齢や食事の内容、体調、運動状況など、様々な要因で、おじさんたちの腸内の常在菌の勢力分布は、日々刻々、変化していくようだが、存在する菌自体は一定していると言うのだ。
どうあろうと、定住する大腸菌が暮らす住所と表札は決まっている。
よそ者の居候は許されない。
そして、その常在菌の構成の青写真は、母親の胎内から生まれ出る時に受け継ぐことになる。
どうも、出産の際、産道を抜け出てくる時にコピーされるようである。
これは生涯変わらない。
まあ、乳酸菌やビフィズス菌の暮らす家系が栄えれば、おじさんたちは、良い町内、いやいや、腸内環境を得たことになる。
実は、おじさんたちは、ヨーグルトや乳酸飲料によって、後から、腸内に乳酸菌やビフィズス菌を送り込むが、これらはあくまで、本来、腸内に住む仲間菌に、元気や刺激を与えるためのもので、それらの菌自体が腸内に定着することはない。
何日か、腸内で過ごした後、ウンチと一緒にサヨナラしていく。
だから、おじさんたちは、ヨーグルトや乳酸飲料を摂取することで、乳酸菌やビフィズス菌を補給する場合には、食習慣化して、絶えず供給し続けなくてはならない。
それらは、善玉菌の応援隊と言うくらいに割り切った方が良いようだ。
およそ継続的な効果は期待できない。
ところで、現在医療では、この「元気を与える」というサポート効果を活用し、潰瘍性大腸炎などの難病の治療に応用している。
エエイ、ダイレクトに言おう。
ヨーグルトや乳酸飲料ではなく、健康な腸内環境の人のウンチを、ありがたく食するのだ。
オエッ!
カストロジーではない、「大便移植」と言う、最新医療の立派な治療法なのだ。
かって、《飲尿療法》が話題になったことがあった。
こちらの方は、何ら、その効能について科学的な根拠はない。
いや、却って、身体には悪影響を及ぼすと言われている。
しかし、《食便療法》は、れっきとした成果を上げている治療法らしい。
ただし、当然ながら、ウンチを食することは誰もに抵抗があるらしく、ウンチは、お腹の中で溶けるカプセルに収納されて、腸に送り届けられる。
また、ウンチの提供者についても配慮され、配偶者か、その人の二親等の親族に限られているそうだ。
いやあ、こんな愉快な話しも、どんどん、この本では登場してくる。
単なる、健康薀蓄本というのではなく、難しい腸内フローラの最新の学説も、ユーモアを交えた語り口で、楽しく読ませてくれる本でもある。
さてさて、随分長く、この本の内容について、思いつくままに辿ってきた。
とにもかくにも、腸内フローラが免疫に大きく関与していることをはじめ、様々な医療領域で、腸内環境の改善が、おじさんたちの健康に大きく作用することが理解できた。
そこで、結びとして、健全な腸内環境バランスを保持するため、是非、心がけたい留意点をまとめておく。
ポイントは、何と言っても、便秘にならないこと、いわゆる、宿便をなくすことである。
昔からよく言われているが、何よりも、「快眠快便」が、腸内環境を健全にするための近道なのである。
その前に、現在、日本人の便秘の実態について、再度、確認しておく。
この本に紹介されていたアンケート調査では、何と3日以上便通のない人は、女性の場合、5割近くあり、さらに、その中で、5日以上トイレに行かない人は、半数以上の65%にも上るそうだ。
著者いわく、現在社会は、あまりにも、便秘のリスク意識が希薄な、極めて憂慮すべき状況にあると指摘している。
そこで、腸内フローラを健全に保ち、便秘にならないための心得。
【その1】
まず、便意を我慢しないこと。
特に、女性は、人前で、「トイレに行きたい。」と言うことが、中々、言い出せないらしい。
ついつい、行きそびれてしまう。
また、トイレに入っても、他人に臭いをかがれることすら躊躇する。
そんなことだから、正常に便意があっても、我慢してしまう。
どうも、羞恥心が便意に勝るようである。
いじらしい、女心かな?
それはともかく、直腸の蠕動運動により、便意が期待できるのは、1日1~3回程度らしい。
これを、度々、拒否したら、恐ろしいことに、便意を感じなくなり、便秘が日常化してしまう。
そんな便意不感症の人が増えているらしい。
【その2】
好きな物だけを食べる偏った食事からの脱却。
特に、肉中心の食事で、外食、それもファーストフードでハンバーガーなどを食べ続けていると、便秘の予備軍になってしまう。
排便に重要な食物繊維を多く含む食事に切り替える必要がある。
ちなみに、食物繊維を多く含む食物としては、野菜(特に、サツマイモ、ゴボウなど)、豆類、きのこ類、海藻などに多く含まれる。
食物繊維は、大腸で膨らんで、ウンチを大きな塊にしてくれる。
さらに、悪玉菌が作る有害物質を吸着し、体外に排出する。
【その3】
運動不足を解消し、腸腰筋・腸骨筋(インナーマッスル)を鍛え、排便力をつける。
これは、何もそんなに難しくないそうで、1日およそ9000歩くらい歩けば良いそうである。
ウォーキングは、メタボ解消にも繋がり、腸の周りの筋肉も鍛えられるそうで、便秘の解消に役立つと言う。
【その4】
ストレスの解消。ストレスは、大腸の動きを見出し、痙攣性便秘を引き起こすそうだ。
腸管運動は、自律神経がつかさどっていて、ストレスで、自律神経の働きが乱れたら、腸管運動が強くなり過ぎ、大便をうまく押し出せない。
結果、ウサギのウンチのように、コロコロとした丸いウンチになる。
【その5】
ダイエットは、快便の大敵だ。
ダイエットにより、充分な食物繊維が摂れない。
さらに、脂肪の摂取を抑えることで、排便がスムーズに行かなくなる。
食べる量が減り、ウンチの分量が減ると、大腸の蠕動運動も起こりにくくなる。
便意も弱くなる。
便秘が続き、腸内の悪玉菌が増え、大腸の中で腐敗が進み、有害物質を生み出す。
そのため、栄養分の吸収も悪くなり、代謝エネルギー量も変わってくる。
エネルギーを燃やす量が減り、ダイエットをしているのに、消化し切れない分が蓄積されるようになる。
結果、ダイエット終了後、普通の食生活に戻ると、以前よりも太りやすくなるのだ。
いわゆる、リバウンドである。
オマケに、便秘と言うインバウンドまで引き起こされる。
【その6】
乳酸菌、ビフィズス菌など、腸内環境を整える応援隊を、意識して送り届ける。
著者は、1日300g程度を推奨している。
それを摂取するため、著者お奨めのオリジナルドリンクを紹介しておく。
これを1日1一杯、毎日欠かさず飲むそうだ。
まず、ヨーグルト、それに豆乳を注ぐ。さらに、食物繊維、オリゴ糖たっぷりのバナナ1本を加え、最後に蜂蜜に抹茶で飲みやすく仕上げるそうだ。
試してみられたらどうだろうか?
…… まあ、こうした6つの心得を励行すれば、お腹の腸内フローラは、善玉菌の美しい花で満たされることになる。
最後に、おじさんから一言。
6つの心得を眺めて欲しい。
要は、全て、さほど難しいことではなく、ウンチと仲良くし、カッコをつけず、自然体で暮らすことに他ならない。
ウンチは、「大便」とも言う。
要は、身体の健康を伝える、「大きなお便り」と考えて、謙虚に接することが必要だろう。
【いい本との出合いは、暮らしの質を高めてくれる】
※ヤフーブログにて 2016年10月15日 アップ
嘘のような、本当の話しだ。
この本の著者 辨野 義己(べんの よしみ)さんは本名なのだ。
おじさん、失礼ながら、思わず笑ってしまった。
申し訳ない。
世間では、著者を、「ウンチ博士」と呼んでいるようだ。
おじさんは見たことがないが、時々、テレビやラジオ番組にも登場されて、ウンチについて、いや、腸内細菌について話しをされるらしい。
いやはや、こうした名前をお持ちだから、ウンチを研究する仕事に就かれたのか、それとも、偶然、こうした研究に従事したために、名前が漫画チックになってしまったのか、おじさんには分からない。
いずれにしろ、こうなってしまったのは、「ウンノツキ」である。エヘヘ!
まあ、それはともかく、著者は、腸内細菌の研究一筋に40年間、これまで採集した人間並びに動物のウンチのコレクションは数えきれないと言う。
むろん、誰も比較した訳ではないが、世界随一らしい。
どのようにして採取するのだろう?
「お願い、ウンチ、頂戴。」
まさか?
まあ、それは、さておき、実は、おじさん、この本を読んで驚いたのだが、何と、世の中の女性には恐ろしく便秘持ちが多いと言うことだ。
これなら、サンプル集めもままならない。
いやもう、宿便が世の中の女性のお腹を支配している。
まさに、このことは、現在女性の宿便、いや、宿命なのだ。アハハ、!
というのは、トイレに行かずに、平気で、3~4日過ごしている女性が当たり前にいると言うのだ。
著者の話しでは、さらに猛者がいるらしい。
上には上がいるものだ。
普段、ウィークディーには、ひたすら宿便を貯め込み、ウィークエンドになれば、まとめて、下剤を飲み、一週間分のウンチを一気に排泄するらしい。
これを、《週末トイレ症候群》と言うらしい。
この快感は最高かもしれない。
分かるような気がする。
いやまあ、とてつもない巨大なウンチになるに違いない。
それはともかく、一週間分ものウンチを、人間の大腸の中に収納しきれるものだろうか?
ウンチは、原則、お腹の中では、有害物質をタレ流す危険物だということだ。
基本的には、もはや、人間の身体にとって不要なものだから、貯めれば貯める程、腐敗して毒素を出す。
で、それが、水分を通じて再吸収され、身体を巡ることになるのだ。
当然、身体に良い訳がない。
さらに、この宿便がお腹に詰まり、腹痛を起こしたり、膨満感や食欲不振に繋がったりする。
早く出すに越したことはないのだ。
それはともかく、美しい女性のお腹の中に、ウンチが充満してると想像するだけで、おじさん、いやはや、何とも悲しい。
その点、おじさんの便通は、実に規則正しい。
時には、若干、早まったり、遅れたりはするが、概ね1日1回、朝10時前後と決まっている。
まあ、便通で時間が大体確認できるほどの、言わば、かなり正確な「腹時計」なのである。
さて、またまた、要らぬ【ウンチク(薀蓄)】が過ぎてしまったようだ。
急いで、本書の内容に入りたい。
腸に、《セカンド・ブレイン/第二の脳》があるということをご存知だろうか?
いや、人間の臓器の中で、受精卵から最初に出来る器官が腸であるらしい。
受精卵は、やがて、分裂を繰り返し、まるで、ゴムまりを指で押さえるようにへこみ、それは、やがて管になり貫通する。
チクワの穴みたいなものだ。
これが腸になる。
まず、腸が形成されるのは、とりあえず、早く、母体から栄養を吸収するためだ。
ということは、脳が作られる前に、腸は働き出さねばならないから、腸は自らの意志で、誰にも支持されることなく働き始めることになる。
これは、まさに、腸に第二の脳が存在することの証明ではないか?
いや、実際、腸は、頭の脳よりも形勢される時期が早いのだから、第二の脳ではなく、『ファースト・ブレイン/第一の脳』と言うことになる。
日本語には、「腹を決める」とか、「腹が立つ」とかいう言葉がある。
言語的にも、腸が判断したり、感情を持ったりすることを、昔の人は知っていたのだろうか?
これは鋭い。
ところで、外科手術か何かで、胃を切除してしまうと、小腸が、やがて膨れ上がり、胃の役割を果たすようになると言う。
胃も腸の脳により支配されている証しだ。
もっと端的な例がある。
身体が脳死しても、胃は、しばらくの間は、独自の判断で動いている。
まさに、「脳死」に対して、「腸死」というのがあるのだ。
いやあ、チョウシに乗ってはいけない。エヘヘ!
いやはや、こうしたことから、まず、真っ先に誕生した腸は、やがて、後で生まれた頭の脳と協力して、生命維持のための隠れた司令塔の役割を果たすのだ。
実際、腸の血管の集まる外壁部分には、脳と同じ神経細胞 ニューロンが集中していると言う。
これら神経細胞の働きにより、腸における栄養素の分解、吸収の状況が的確に判断され、その情報が脳へ送り届けられる。
そのデータに基づいて、頭の脳が全器官の中枢機能として情報を総合的に分析し、また、腸の脳に、身体に必要な栄養素取得の指令をフィードバックするのだ。
この《腸脳相関》と呼ばれる情報ネットワークシステムによって、おじさんたちは、最適な栄養や水分吸収のホメオタシス(平衡状態)を保つことができるのだ。
どうも、各臓器への消化酵素の分泌は、腸の第二の脳が指令しているらしい。
人間、睡眠をとれば、頭脳は、ほぼ、休止状態になるが、反面、腸はウンチを作るために活発に運動するらしい。
お腹の第二の脳は眠らない。
働き続けるのだ。
かくて、ウンチは夜作られる。
さて、よく空腹になったら、イライラしたり、怒りっぽくなったりする。
これは、空腹になると、腸の第二の脳の指令により、頭の脳が影響を受け、気持ちを落ち着かせるセロトニンや気分を良くさせるドーパミン、意欲を促進するノルアドレナリンなどのホルモンの分泌が阻害されるからだ。
まさに、腹が減っては戦が出来ずで、空腹になると、冷静で正確な判断が出来なくなるのだ。
いやはや、食物を消化し、栄養を吸収するという他に、今一つ、腸には大切な働きがある。
それは、腸に、毛細血管以外に、リンパ腺やリンパ節も集中していることから伺える。
いわゆる、大腸が、食物を通じて侵入してきた細菌やウイルス、さらに、有害物質により誘発されたガン細胞を排除するなど、生態の免疫機能に重要な役割を果たしていることだ。
その機能の6割が腸に集中していると言うのだ。
言うまでもないが、免疫機能とは、外界の侵入物から生命を守るために、なくてはならない生態防衛システムである。
ところが、返す刀で自らも傷つける、反面、扱いにくい、もろ刃の剣でもあるのだ。
おじさん、そのメカニズムについて、難し過ぎて、ここで解説しようもないが、興味のある人は、本書に詳しいので、是非、一読願いたい。
おじさん、この本を読んで、認識を新たにしたのは、ただ、免疫機能が高ければ良いという単純なものではないことだ。
免疫機能が過剰に働けば、却って、トラブルを起こしてしまうこともある。
ともすれば、人体にとって有害な細菌やウイルス、ガン細胞を攻撃するのではなく、健全な細胞にまで攻撃を仕掛けてしまう訳だ。
花粉症のアレルギー、アトピー、膠原病と呼ばれる自己免疫不全などにより引き起こされる病気がそれに当たるだろう。
ところで、話しは、若干飛ぶが、おじさんたちが毎日排泄するウンチの実態は、一体、何だろうか?
えっ!
消化した食べ物の残りカス?
確かにそうなのだが、実は、そのおおよそ70%が水分だ。
水分を取り除いたウンチ全体の30%程度が食べ物の消化した残りカスだ。
後の30%程は、小腸の消化吸収細胞が役割を終えて、腸壁から剥がれ落ちたものらしい。
いやあ、小腸内は、新陳代謝は激しく、僅か3日で、腸壁の表面の細胞が入れ替わっている。
だから、小腸には、ガン細胞は発生しない。
代謝が早く、発生する暇がないのだ。
要は、ウンチの約1/3は、小腸の内壁から剥がれ落ちた老廃物ということになる。
そして残り30%程が、腸内細菌の死骸なのだ。
何と、ウンチ1g当たり約600兆個~1000兆個もの、とてつもない数の大腸菌が含まれている。
空気もなく、メタンガスや窒素ガスで満たされた暗黒の世界 大腸は、そこに暮らす菌たちにとっては、まさに楽園なのだ。
それらが、種類により、日々、増えたり減ったりの栄枯盛衰を繰り返している。
この状態を腸内フローラ(大腸の中のお花畑/腸内環境)と呼ばれている。
大腸菌は、悪玉菌と善玉菌、日和見菌に大別される。
実は、悪玉菌とは、文字通り、消化後の食物を腐敗させる時に、身体にとって有害な物質を排出する。
善玉菌は、消化カスを発酵させることで、人体に有益な栄養素を作り出す。
また、腸内を酸性にし、悪さをする細菌の発生を抑える。
例えば、乳酸菌やビフィズス菌などがそれに当たる。
このどちらかの菌が、大腸内で優勢になれば、善玉でも悪玉でもない日和見菌が、勢力の強い方になびく。
つまり、善玉菌の勢いが勝れば、総体的に悪玉菌が減り、腸内の環境は良好になるのだ。
また、人体に有害な物質も取り込まれることが少なくなり、身体への負担が減少することになる。
しかし、考えてみれば、おじさんたちは、どうして、大腸の中に、善玉、悪玉に拘わらず、大腸菌を養っているのだろうか?
大腸も、できるだけ無菌の方が良いのではないか?
実際に、胎児の大腸は無菌状態である。
実は話しはそう簡単ではない。
良好な形で大腸菌が棲みついているからこそ、普段、おじさんたちの大腸は鍛えられて、健全な免疫力を保持しているのである。
何しろ、腸は、いつも食物と共に流し込まれてくる凄まじい量の細菌の脅威に晒されている訳だ。
普段から鍛えておかなければ、それに対抗できない。
過保護に育てられたひ弱いお坊ちゃん育ちが対抗できるほど甘くはない。
こんな笑い話しがある。
普段は、コンビニなどの賞味期限切れのお弁当を食べ続けている浮浪者が、逆に、新鮮な食べ物を食べて、食あたりにより、お腹をこわしてしまったと言うのだ。アハハ!
いやあ、パラドックスな話しだが、つまり、腸は、大腸菌が入るから、却って鍛え上げられ、免疫力が高まるのだ。
一方、先に書いたように、ともすれば、人間の免疫機能は、何かのきっかけで容易に暴走しかねない。
いやもう、大腸菌が常住していることで、逆に、過剰な自己防衛機能が抑制されることになる。
いわば、大腸菌は、人間の免疫機能を、影ながらコントロールしているのだ。
こうして、腸内フローラは、人間の免疫力のバランスを調整する機能を担っている。
だから、この本の著者は、元来、ヨーグルト嫌いであったにも拘わらず、一念発起して、50才を過ぎてから、6年間、毎日、ヨーグルトを1日500g食べ続け、腸内環境を改善することで、免疫の過剰反応で起こる花粉症を克服したと言うのだ。
まあ、そういうことで、腸内環境を左右する大腸菌と免疫機能の良好なバランスとは、しっかり関係していることが分かる。
実は、今ここで、詳細にお伝えすることができないが、最近の目覚ましい腸内細菌の研究によって、大腸菌による腸内フローラが、肥満、成人病(糖尿病)、認知症、アンチエージング、うつ病など、多様な医療原因に大きく関係していることが明らかになっている。
とは言え、その研究は、現代、まだ、緒に就いたばかりだと言う。
実は、分かっていることが僅かで、未知の領域が、ほとんどなのだ。
現在医学や細菌学で、どこまで明らかにされてきているかについては、本書に当たって欲しい。
さて、この大腸菌がつかさどる大切な腸内環境だが、面白いことがある。
それぞれ、個々人が持つ腸内の常在菌の顔ぶれは決まっていると言うのだ。
常在菌とは、腸の中を、食物の消化と共に通過して行く菌(通過菌)ではなく、常に大腸に定住している菌のことを指す。
先にも言ったように、その時々、年齢や食事の内容、体調、運動状況など、様々な要因で、おじさんたちの腸内の常在菌の勢力分布は、日々刻々、変化していくようだが、存在する菌自体は一定していると言うのだ。
どうあろうと、定住する大腸菌が暮らす住所と表札は決まっている。
よそ者の居候は許されない。
そして、その常在菌の構成の青写真は、母親の胎内から生まれ出る時に受け継ぐことになる。
どうも、出産の際、産道を抜け出てくる時にコピーされるようである。
これは生涯変わらない。
まあ、乳酸菌やビフィズス菌の暮らす家系が栄えれば、おじさんたちは、良い町内、いやいや、腸内環境を得たことになる。
実は、おじさんたちは、ヨーグルトや乳酸飲料によって、後から、腸内に乳酸菌やビフィズス菌を送り込むが、これらはあくまで、本来、腸内に住む仲間菌に、元気や刺激を与えるためのもので、それらの菌自体が腸内に定着することはない。
何日か、腸内で過ごした後、ウンチと一緒にサヨナラしていく。
だから、おじさんたちは、ヨーグルトや乳酸飲料を摂取することで、乳酸菌やビフィズス菌を補給する場合には、食習慣化して、絶えず供給し続けなくてはならない。
それらは、善玉菌の応援隊と言うくらいに割り切った方が良いようだ。
およそ継続的な効果は期待できない。
ところで、現在医療では、この「元気を与える」というサポート効果を活用し、潰瘍性大腸炎などの難病の治療に応用している。
エエイ、ダイレクトに言おう。
ヨーグルトや乳酸飲料ではなく、健康な腸内環境の人のウンチを、ありがたく食するのだ。
オエッ!
カストロジーではない、「大便移植」と言う、最新医療の立派な治療法なのだ。
かって、《飲尿療法》が話題になったことがあった。
こちらの方は、何ら、その効能について科学的な根拠はない。
いや、却って、身体には悪影響を及ぼすと言われている。
しかし、《食便療法》は、れっきとした成果を上げている治療法らしい。
ただし、当然ながら、ウンチを食することは誰もに抵抗があるらしく、ウンチは、お腹の中で溶けるカプセルに収納されて、腸に送り届けられる。
また、ウンチの提供者についても配慮され、配偶者か、その人の二親等の親族に限られているそうだ。
いやあ、こんな愉快な話しも、どんどん、この本では登場してくる。
単なる、健康薀蓄本というのではなく、難しい腸内フローラの最新の学説も、ユーモアを交えた語り口で、楽しく読ませてくれる本でもある。
さてさて、随分長く、この本の内容について、思いつくままに辿ってきた。
とにもかくにも、腸内フローラが免疫に大きく関与していることをはじめ、様々な医療領域で、腸内環境の改善が、おじさんたちの健康に大きく作用することが理解できた。
そこで、結びとして、健全な腸内環境バランスを保持するため、是非、心がけたい留意点をまとめておく。
ポイントは、何と言っても、便秘にならないこと、いわゆる、宿便をなくすことである。
昔からよく言われているが、何よりも、「快眠快便」が、腸内環境を健全にするための近道なのである。
その前に、現在、日本人の便秘の実態について、再度、確認しておく。
この本に紹介されていたアンケート調査では、何と3日以上便通のない人は、女性の場合、5割近くあり、さらに、その中で、5日以上トイレに行かない人は、半数以上の65%にも上るそうだ。
著者いわく、現在社会は、あまりにも、便秘のリスク意識が希薄な、極めて憂慮すべき状況にあると指摘している。
そこで、腸内フローラを健全に保ち、便秘にならないための心得。
【その1】
まず、便意を我慢しないこと。
特に、女性は、人前で、「トイレに行きたい。」と言うことが、中々、言い出せないらしい。
ついつい、行きそびれてしまう。
また、トイレに入っても、他人に臭いをかがれることすら躊躇する。
そんなことだから、正常に便意があっても、我慢してしまう。
どうも、羞恥心が便意に勝るようである。
いじらしい、女心かな?
それはともかく、直腸の蠕動運動により、便意が期待できるのは、1日1~3回程度らしい。
これを、度々、拒否したら、恐ろしいことに、便意を感じなくなり、便秘が日常化してしまう。
そんな便意不感症の人が増えているらしい。
【その2】
好きな物だけを食べる偏った食事からの脱却。
特に、肉中心の食事で、外食、それもファーストフードでハンバーガーなどを食べ続けていると、便秘の予備軍になってしまう。
排便に重要な食物繊維を多く含む食事に切り替える必要がある。
ちなみに、食物繊維を多く含む食物としては、野菜(特に、サツマイモ、ゴボウなど)、豆類、きのこ類、海藻などに多く含まれる。
食物繊維は、大腸で膨らんで、ウンチを大きな塊にしてくれる。
さらに、悪玉菌が作る有害物質を吸着し、体外に排出する。
【その3】
運動不足を解消し、腸腰筋・腸骨筋(インナーマッスル)を鍛え、排便力をつける。
これは、何もそんなに難しくないそうで、1日およそ9000歩くらい歩けば良いそうである。
ウォーキングは、メタボ解消にも繋がり、腸の周りの筋肉も鍛えられるそうで、便秘の解消に役立つと言う。
【その4】
ストレスの解消。ストレスは、大腸の動きを見出し、痙攣性便秘を引き起こすそうだ。
腸管運動は、自律神経がつかさどっていて、ストレスで、自律神経の働きが乱れたら、腸管運動が強くなり過ぎ、大便をうまく押し出せない。
結果、ウサギのウンチのように、コロコロとした丸いウンチになる。
【その5】
ダイエットは、快便の大敵だ。
ダイエットにより、充分な食物繊維が摂れない。
さらに、脂肪の摂取を抑えることで、排便がスムーズに行かなくなる。
食べる量が減り、ウンチの分量が減ると、大腸の蠕動運動も起こりにくくなる。
便意も弱くなる。
便秘が続き、腸内の悪玉菌が増え、大腸の中で腐敗が進み、有害物質を生み出す。
そのため、栄養分の吸収も悪くなり、代謝エネルギー量も変わってくる。
エネルギーを燃やす量が減り、ダイエットをしているのに、消化し切れない分が蓄積されるようになる。
結果、ダイエット終了後、普通の食生活に戻ると、以前よりも太りやすくなるのだ。
いわゆる、リバウンドである。
オマケに、便秘と言うインバウンドまで引き起こされる。
【その6】
乳酸菌、ビフィズス菌など、腸内環境を整える応援隊を、意識して送り届ける。
著者は、1日300g程度を推奨している。
それを摂取するため、著者お奨めのオリジナルドリンクを紹介しておく。
これを1日1一杯、毎日欠かさず飲むそうだ。
まず、ヨーグルト、それに豆乳を注ぐ。さらに、食物繊維、オリゴ糖たっぷりのバナナ1本を加え、最後に蜂蜜に抹茶で飲みやすく仕上げるそうだ。
試してみられたらどうだろうか?
…… まあ、こうした6つの心得を励行すれば、お腹の腸内フローラは、善玉菌の美しい花で満たされることになる。
最後に、おじさんから一言。
6つの心得を眺めて欲しい。
要は、全て、さほど難しいことではなく、ウンチと仲良くし、カッコをつけず、自然体で暮らすことに他ならない。
ウンチは、「大便」とも言う。
要は、身体の健康を伝える、「大きなお便り」と考えて、謙虚に接することが必要だろう。
【いい本との出合いは、暮らしの質を高めてくれる】
※ヤフーブログにて 2016年10月15日 アップ
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