一味違ったごちそう 『おいしく食べる山野草』より ☆に関係なし

『おいしく食べる山野草』 著者 吉村 衛(まもる)   
『野草の料理』 著者 甘糟(あまかす)幸子


おじさん、植物図鑑は、一家に一冊、家庭の必需品だと思う。

一冊備えておくだけで、随分便利なものだ。

それに、一度使いこなせば、俄然、自然を見つめる視線が変わってくる。

まあ、便利と言うことで言えば、こうした図鑑は思わぬ実益すら伴うのだ。エヘヘ! 

おじさん、先日【春のごちそう】と銘打たれたイベントに参加してきた。

おじさんの住む奥河内は、大阪府の最高峰である金剛山と、秋になるとススキ(カヤ)の銀色の穂が一面に山頂を覆い尽くす岩湧山が自慢だ。

共に、「近くて深い奥河内」と言うキャッチフレーズ通り、大阪とは言え、豊かな自然がまだまだ残っている。

その岩湧山の中腹に、市民に、もっと自然に親しんでもらおうと言う意図から、「四季彩館」と言うオープン・ロッジのようなログハウス風の管理施設が設けられている。

辺りが、山の斜面を利用した公園になっているため、岩湧山への登山者の気軽な休息場所にもなっている。

また、岩湧山周辺の自然に親しむための情報の発信やアドバイスも担当しているのだ。

いやもう、この公園辺りは、おじさんのお気に入りの散歩コースでもあり、随分お世話になっている。

この四季彩館では、大体、シーズン毎に岩湧の森に親しむためのイベントとして、様々な催しが実施されている。

おじさん、今回、またまた、【春のごちそう】というイベントに参加したのだ。

四季彩館周辺の岩湧の森に自生する新緑の春の草花を摘んで、食べてやろうという企画だ。

おじさんも山里暮らしだから、山菜には馴染みがある。

わらび、ぜんまい、ふきのとう、タラの芽、よもぎ、つくし、イタドリ(スカンポ)、セリ、野イチゴ、筍、山ウドなどは、毎年、ごく当たり前にお目にかかる。

ところが、今回の企画は、これらお馴染みの山菜以外に、これまで、名も知らなかった春の野草を食べてみようと言う嬉しい企画だ。

おじさん、昼飯を抜いて(これは嘘だが)、奥さんと一緒に、摘んだ野草を入れるための籐のカゴを携えて、森のごちそう摘みに出かけて行ったのだ。

もちろん、食べてはいけない野草もあるので、充分、館長さんの指示に従いながら、小一時間ほど森を歩き回り、まあ、次のような野草を採集してきた。

写真は、一部であるが、野草名で言えば、ヤブカラシ、カキドウシ、ヤブカンゾウ、ギボウシ、ノビル、馬の三つ葉、ユキノシタ、ウワバミ草などである。

調理法は、シャブシャブにして、岩塩にて頂いた。

まあ、率直に言って、ごちそうとまではいかないが、強いて言えば、オツな味と言うことにしておこう。

ただ、当然のことながら、馬の三つ葉は正真正銘の三つ葉の味がしていたし、ギボウシは菊菜のおひたし、ノビルは葱そのものだった。

まあ、いずれにしろ、おひたしや、ヌタ、野草粥など、料理の仕方次第では、結構、いけるものもある。

一緒に参加したどなたかは、酒の肴に良いとも仰っていた。

これは、どちらかと言えば、お酒が飲みたいのかも知れない。

まあ、それはさておき、意外と、美味しい、まずいではなく、食べれる、食べれないで言えば、森の中には、口に入れられる物が沢山あるようだ。

ここで、おじさんから、いや、四季彩館の館長さんから、ご注意。

まずは、おじさん、森にはごちそうが一杯と言ったが、めたらやたら、口に入れてはいけない。

人によれば、アレルギーを起こしやすい人もいるし、野草には、よく似たものが多くあり、似た物の中には、毒を持った物もあるということだ。

おじさんなどミステリーが好きなので、トリカブトをはじめ、毒草や、幻想を引き起こす野草について盛んに質問したが、ほぼ却下された。

まあ、それはさておき、初心者は、やはり、野草の詳しい人と一緒に、森のごちそうを試してみるのが無難なようだ。

おじさんのこのブログを見て、野草を食べてみたら、救急車で病院へ運ばれたというようなクレームを受けても、責任は持てない。

ということで、おじさんも、いささかは、日本の食糧自給率を高めるために、食べることのできる野草をお勉強しておこうと、困った時の図書館頼り、例の何でも調べてくれるリファレンスのお姉さんに相談してみた。

それで、いくつか紹介された図鑑の一冊がこの『おいしく食べる山野草』だ。

ついでに、野草の料理法も書いた『野草の料理』という本も、教えてくれた。

この図鑑で充分に確認してから、おじさんも森のごちそうを食したいと思う。

これは今回のおじさんの体験だが、何と言っても、野草も、やはり、まだ若くて、瑞々しい新芽が美味しいようだ。

どうも、成長し過ぎて、延び過ぎた物には、苦味やアクが強いようである。

これは、人間も同じかな?コホン!

いやはや、とにかく、岩湧の【春のごちそう】、何はともあれ、ごちそうさまでした。

  ※ヤフーブログにて 2013年4月30日 アップ

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