心のメルトダウン 『メルトダウン』より ☆☆
『メルトダウン』 著者 高嶋 哲夫
あまりの偶然に、おじさん、驚いている。
丁度、この本を読み終えた数日後に、東北・関東大震災が起こり、福島原発での事故が起こった。
危機的な状況は、今も、まだ、続いている。
いやもう、状況はさらに、悪化してきているようだ。
おじさん、この大地震が起こってから、しばらくの間、このブログを書くことを、中断せざるえなかった。
連日連夜、テレビで報道される地震の惨状に、何もかもやる気が失せてしまうほどのショックを受けたのだ。
ただただ、どうして、こんな事態が起こるのだ?と思うばかりだ。
ホント、暗澹たる気持だ。
それにしても、まず、いち早く福島原発の事故が、終息することが何より大切だろう。
日本だけでなく、世界も注視している。
この本でも書かれているように、日本だけでなく、人類全体が、この核の問題について真剣に考える必要があるだろう。
この本でのメルトダウン『炉心融解』は、現在、騒がれている原発でのことではない。
本書で取り上げられているのは、核兵器の問題である。
核兵器問題をテーマに、米国政府高官と癒着する兵器産業の暗躍を描くものである。
この本のタイトルの『メルトダウン』とは、核兵器問題にひっかけて、人間の心のメルトダウンをシンボライズしたものである。
あるカリフォルニアの地方紙の記者に、余命幾ばくもないと宣告されている老博士から、手紙が来る。
それは、まだ、公表されていない自分の新型核兵器の研究成果を、新聞を通じて公表して欲しいという依頼だった。
このままでは、自分の研究成果は、政府の機密文書として、永遠に日の目をみることがなくなる。
公表は、博士の人生を意味あるものにするためのものであった。
もちろん、研究成果は、軍事機密である。
この発表は、世界の核兵器製造に追い風を与え、その危機感は、兵器産業にプラスに働く。
手紙を受け取った記者は、老博士の思いと社会への影響に悩むが、いやはや、やがて、記者は、公表に踏み切るのである。
その時、同時に、東海岸のワシントンでは、大統領補佐官が不審な自殺を遂げるという事件が起こっていた。
ワシントン・ポストの政治記者が、これに不信を感じ、真相を追い求める。
物語は、地方記者による老博士の研究成果の新聞公表とワシントン・ポストの政治記者による大統領補佐官の変死の解明が同時進行する。
これらが、最終章で結び付き、意外な結末が待っているのだ。
おじさん、思うのだが、原子力発電の安全性や核兵器の問題については、人間が神の領域に、踏み込んだことに起因するように思う。
前者はしのび足で踏みこみ、後者は、荒々しく土足で踏み込むようなものである。
いずれにしろ、自然界では起きない現象を起こそうとしているのである。
まさに、神の領域へ、足を踏み入れたのだ。
いやもう、この点を、おじさん達は、しっかり見極めなければならないと思う。
今回の福島原発の様に、そこから得られる恩恵の裏には、人間の統御しきれないリスクが内在していることを認識すべきである。
皆さん同様、おじさん、何とか、この福島原発事故が、大きな被害を生むことなく、終息することを願うのみである。
そして、その後、今一度、この神の領域について全人類的課題として、考えなおすべきだろう。
この本は、そうした核兵器のみならず、核問題全体について、おじさんたちに、重大な問題を提起する本である。
この機会に、是非、読んで欲しい一冊である。
※ヤフーブログにて 2011年3月17日 アップ
あまりの偶然に、おじさん、驚いている。
丁度、この本を読み終えた数日後に、東北・関東大震災が起こり、福島原発での事故が起こった。
危機的な状況は、今も、まだ、続いている。
いやもう、状況はさらに、悪化してきているようだ。
おじさん、この大地震が起こってから、しばらくの間、このブログを書くことを、中断せざるえなかった。
連日連夜、テレビで報道される地震の惨状に、何もかもやる気が失せてしまうほどのショックを受けたのだ。
ただただ、どうして、こんな事態が起こるのだ?と思うばかりだ。
ホント、暗澹たる気持だ。
それにしても、まず、いち早く福島原発の事故が、終息することが何より大切だろう。
日本だけでなく、世界も注視している。
この本でも書かれているように、日本だけでなく、人類全体が、この核の問題について真剣に考える必要があるだろう。
この本でのメルトダウン『炉心融解』は、現在、騒がれている原発でのことではない。
本書で取り上げられているのは、核兵器の問題である。
核兵器問題をテーマに、米国政府高官と癒着する兵器産業の暗躍を描くものである。
この本のタイトルの『メルトダウン』とは、核兵器問題にひっかけて、人間の心のメルトダウンをシンボライズしたものである。
あるカリフォルニアの地方紙の記者に、余命幾ばくもないと宣告されている老博士から、手紙が来る。
それは、まだ、公表されていない自分の新型核兵器の研究成果を、新聞を通じて公表して欲しいという依頼だった。
このままでは、自分の研究成果は、政府の機密文書として、永遠に日の目をみることがなくなる。
公表は、博士の人生を意味あるものにするためのものであった。
もちろん、研究成果は、軍事機密である。
この発表は、世界の核兵器製造に追い風を与え、その危機感は、兵器産業にプラスに働く。
手紙を受け取った記者は、老博士の思いと社会への影響に悩むが、いやはや、やがて、記者は、公表に踏み切るのである。
その時、同時に、東海岸のワシントンでは、大統領補佐官が不審な自殺を遂げるという事件が起こっていた。
ワシントン・ポストの政治記者が、これに不信を感じ、真相を追い求める。
物語は、地方記者による老博士の研究成果の新聞公表とワシントン・ポストの政治記者による大統領補佐官の変死の解明が同時進行する。
これらが、最終章で結び付き、意外な結末が待っているのだ。
おじさん、思うのだが、原子力発電の安全性や核兵器の問題については、人間が神の領域に、踏み込んだことに起因するように思う。
前者はしのび足で踏みこみ、後者は、荒々しく土足で踏み込むようなものである。
いずれにしろ、自然界では起きない現象を起こそうとしているのである。
まさに、神の領域へ、足を踏み入れたのだ。
いやもう、この点を、おじさん達は、しっかり見極めなければならないと思う。
今回の福島原発の様に、そこから得られる恩恵の裏には、人間の統御しきれないリスクが内在していることを認識すべきである。
皆さん同様、おじさん、何とか、この福島原発事故が、大きな被害を生むことなく、終息することを願うのみである。
そして、その後、今一度、この神の領域について全人類的課題として、考えなおすべきだろう。
この本は、そうした核兵器のみならず、核問題全体について、おじさんたちに、重大な問題を提起する本である。
この機会に、是非、読んで欲しい一冊である。
※ヤフーブログにて 2011年3月17日 アップ
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