何だか、心が冷たくなる 『ウォームハート コールドボディ』より ☆☆ 『ウォームハート コールドボディ』 著者 大沢 在昌 いやはや、なんと言うか、考えられない破天荒・荒唐無稽・奇想天外な物語である。 ある日、ある製薬会社の営業マンが、営業先の医院から出た途端に、ブルーのメルセデスベンツにひき逃げされる。 ほぼ、ショック死による、即死の状態だった。 ところが、ふと気づくと… コメント:0 2019年12月04日 一般小説 続きを読むread more
教義の入門書として捉えよう 『親鸞物語』より ☆なし 『親鸞物語』 著者 西原 祐治 おじさん、嫌いな人種が3つある。 ヤクザ・坊主・自衛隊である。 まあ、おじさん、職業にあまり偏見を持たないようにと常々思っているのだが、とにかく、このジャンルの人々が好きではない。 どちらかと言うと、関わりも持ちたくない。 理由を強いて挙げれば、おじさんは、どうも… コメント:0 2019年12月04日 その他 続きを読むread more
癒しのひとときを 『居眠り磐音 江戸草紙 34』 ~ 尾張ノ夏~ より ☆☆ 『居眠り磐音 江戸草紙 34』 ~ 尾張ノ夏~ 著者 佐伯 泰英 相変わらずの、のどかな小説的世界が描かれている。 現実の世界では、東日本大震災で、世の中は騒然としている。 ホント、こんなのどかな小説を読んでいていいんだろうかと、少し、後ろめたい気になる。 一方では、こんなのどかなひと時が、被災者にも… コメント:0 2019年12月04日 歴史・時代小説 続きを読むread more
懲りない人達、トレーダー 『強欲(トレーダー)は死なず』より ☆なし 『強欲(トレーダー)は死なず』 著者 マルク・フィオレンティーノ 何と、こんな時に、マネーゲームをやっているとは、おじさん、怒り心頭と言ったところだ。 いくら、現実は、こんなものだと言っても、今の投機活動は、他人の不幸をネタにしているとしか思えない。 震災の翌週には、円は、一時、76円台まで急騰した。 … コメント:0 2019年12月04日 海外小説 続きを読むread more
深いSF小説 『パラドックス13』より ☆☆ 『パラドックス 13』 著者 東野 圭吾 『パラドックス 13』は、SFミステリー小説である。 きっと、著者である東野圭吾も、学生時代には熱烈なSFファンだったのだろう。 おじさんの頃の学生時代も、SFファンタジーを読むことは、ちょっと内向的な学生の大きな楽しみだった。 数冊のSFマガジンを、その頃流行… コメント:0 2019年12月04日 一般小説 続きを読むread more
嘘も方便 『嘘をもうひとつだけ』より ☆☆ 『嘘をもうひとつだけ』 著者 東野 圭吾 前回、東野圭吾は、SFタッチのミステリーが面白いと書いた。 そこに、この作家らしいアイデンティティがあると思った。 とは言え、純粋にミステリーを書いても、相当の書き手であることは間違いない。 まあ、この短編集『嘘をもうひとつだけ』はそれを証明するものだろう。 … コメント:0 2019年12月04日 一般小説 続きを読むread more
自給率のカラクリ 『日本は世界5位の農業大国』より ☆ 『日本は世界5位の農業大国』~大嘘だらけの食料自給率~ 著者 浅川 芳裕 おじさん、時々参加している市民ボランティアの会がある。 市民講座で出会った人達の同窓会のような会だが、先日、集まりがあり、食料自給について話題になった。 その欺瞞性についてである。 そこで、おじさん、興味のままに、古本屋の棚から本… コメント:0 2019年12月04日 社会科学 続きを読むread more
今こそ、読んでみませんか 『大不況には本を読む』より ☆☆ 『大不況には本を読む』 著者 橋本 治 読んでみると、大不況から経済的にブレイクスルーするノウハウを説く本でもなく、不況の陰鬱たる気分を元気づける本でもなかった。 おじさん、1、2度、この作家の本を読んだ記憶があるが、どうも、難解と言うか、あまり整理されずに理論が展開されていると言うか、おじさんの頭が着いていけないと… コメント:0 2019年12月04日 社会科学 続きを読むread more
人間味がよく分かる 『鬼平の給与明細』より ☆なし 『鬼平の給与明細』 著者 安藤 優一郎 おじさんたちが持っている歴史上の人物像は、必ず、何がしかのメディアのイメージに毒されているのだ。 例えば、この本のタイトルに出てくる、鬼平こと長谷川平蔵は、「池波 正太郎」の人気時代小説シリーズ『鬼平犯科帳』に由来しているのではないか? 坂本竜馬は、「司馬 遼太郎」の『… コメント:0 2019年12月01日 その他 続きを読むread more
今どきのミステリー 『誘拐児』より ☆☆ 『誘拐児』 著者 翔田 寛 本書は、第56回江戸川乱歩賞を受賞している。 江戸川乱歩賞は、若きミステリー・サスペンス作家の登竜門。 新人発掘の場である。 この賞から、人気作家に名を連ねた人は多い。 まあ、出世へのジャンピングボードである。 おじさん、びっくりしたのだが、何と賞金は1千万円… コメント:0 2019年12月01日 一般小説 続きを読むread more
ハードボイルド作家だけれど… 『雇われ探偵』より ☆なし 『雇われ探偵』 著者 大薮 晴彦 大薮 晴彦、長い間、縁遠かった作家である。 そうだな、この作家の作品に触れていたのは、本当に、まだ、おじさんがヤング(苦笑)と呼ばれていた頃だろう。 いやはや、当時、誰もが豊かで新鮮なライフスタイルに憧れ、若者の会話の大部分は、車と女性と新しい遊びやスポーツに占められていた。… コメント:0 2019年12月01日 一般小説 続きを読むread more
たそがれ族の栄養ドリンク 『黄昏』より ☆☆ 『黄昏』 著者 糸井 重里・南 伸坊 時々、おじさん、自分の事を、いつも居眠りばかりしている、ぐうたら猫だと思う。 基本的にだらしがないのだ。 古本屋の軒先で、暖かい日溜まりを見つけ、身体を弛緩させて、コの字になって眠る。 と言っても、耳だけには、神経を通わせている。 何か、耳寄りな話があれば、… コメント:0 2019年12月01日 エッセイ 続きを読むread more
深刻化する解雇問題 『ルポ 解雇』より ☆☆ 『ルポ 解雇』~この国でいま起きていること~ 著者 島本 慈子 本書は、労働問題を提起している。 ルポルタージュだから、生々しい。 解雇の現実の過酷さが、実例によって綴られている。 上司の苛めによる解雇。 労働組合設立や労働組合潰しの報復解雇。 会社の一方的なリストラによる解雇。 … コメント:0 2019年12月01日 社会科学 続きを読むread more
地震の本質がよく分かる 『M8』より ☆☆☆ 『M8(エム・エイト)』 著者 高嶋 哲夫 東日本大震災が起こって、2ヶ月近くが経とうとしている。 ここに至って、ホント、おじさん、この土壇場の危機に、あらためて、本当に日本を支えてくれる人達と、そうでない人達が、はっきりしたような気がするのだ。 拍手を送りたい人… それは、今も生命を賭して、原発事故の… コメント:0 2019年12月01日 一般小説 続きを読むread more
小説は真実なり 『津波』より ☆☆☆ 『津波』 著者 高嶋 哲夫 東日本大震災で起こったことが、ほぼ、そのまま、この小説の世界で予測されていた。 この小説は、先に紹介した『M8(エム・エイト)』の続編とも言うべき作品である。 『M8』では、東京直下型地震が主題だったが、今回の作品『津波』では、東海大地震、東南海大地震、南海大地震の同時発生による大津… コメント:0 2019年12月01日 一般小説 続きを読むread more
日本列島はノアの方舟? 『ジェミニの方舟』より ☆☆ 『ジェミニの方舟』~東京大洪水~ 著者 高嶋 哲夫 著者の災害三部作の最後の作品である。 今度の災害は、大型台風による洪水である。 登場人物は、一部共通しており、一連のストーリー作品と言って良い。 台風と言えば、おじさんの感覚では、確かに大きな被害をもたらすが、今では、比較的乗り越えやすい災害だと認識し… コメント:0 2019年12月01日 一般小説 続きを読むread more
エネルギッシュな小説 『厳戒令の夜』より ☆☆ 『厳戒令の夜』 著者 五木 寛之 五木寛之(当時43歳)も元気、日本も元気な頃の作品である。 きっと、おじさん思うに、この作家が最も脂の乗り切った頃に書かれた作品だろう。 これでもか、これでもかと、書きたい事が湧き出していると言う感じがする。 この作品は、五木寛之ファンならずとも、読んで損はないと思う… コメント:0 2019年11月30日 一般小説 続きを読むread more
金属って、奥が深い 『へんな金属 すごい金属』より ☆☆ 『へんな金属 すごい金属』~ふしぎな能力をもった金属たち~ 著者 齋藤 勝裕 「へんな金属 すごい金属」と言えば、おじさんは、例のターミネーターに出てくるアンドロイドを思い出す。 シルバーのメタルで出来た変身自在のアンドロイドだ。 執拗にシュワルツェネッガーに追いすがる。 爆破され、木っ端微塵になっても、再生して… コメント:0 2019年11月30日 自然科学 続きを読むread more
元気な高齢者が多い 『高齢者NPOが社会を変える』より ☆☆ 『高齢者NPOが社会を変える』 著者 田中 尚輝 他著 岩波ブックレットである。 おじさん、この形態の本が好きである。 何故なら、おじさんの知らない世界、勉強しなければならない世界が、この本のように100ページ以内で、簡潔に紹介されているからである。 新しい時代のトレンドや社会問題、それに、最新の社会科… コメント:0 2019年11月30日 社会科学 続きを読むread more
藤沢周平の秘密を見つけた 『竹光始末』より ☆☆ 『竹光始末』 著者 藤沢 周平 藤沢周平の秘密を見つけた。 何故、藤沢周平は、時代小説しか書かないのか? また、著名な歴史上の人物を題材にしないのか? これらの疑問は、藤沢周平ファンなら、誰もが抱く疑問だろう。 もちろん、おじさんも、ずっとこれらのことが気になっていた。 この疑問を、… コメント:0 2019年11月30日 歴史・時代小説 続きを読むread more