人間くさい神々 『古事記物語』より ☆☆☆

『古事記物語』 著者 鈴木 三重吉  古事記を読んだことがありますか? えっ、古事記って読みもの?と思っている方も多いだろう。 実を言うと、おじさんも、古事記は、日本史の教科書で、日本の古代を記録した神話物語であること、それを、歴史的事象として覚えておけば良いことだと思っていた。 とにかく、読みものなんて思っ…
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日本は核保有国1? 『アトミック・ボックス』より ☆☆☆

『アトミック・ボックス』 著者 池澤 夏樹  「…… 一個の金属球の周りに、32個のレンズを配置して、全部、同時に点火する。 金属球は、周囲全域から、中心に向かう衝撃波で圧縮される。 もしも、その金属が、臨界量に少し足りない位のプルトニウムだったら、圧力で、臨界を越えてドカン!  分った。 核分裂におけ…
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それでも、官僚を目指しますか? 『官僚村生活白書』より ☆☆☆

『官僚村生活白書』 著者 横田 由美子  おじさん、国家公務員一種試験をパスしたキャリア官僚は、超エリートだと思っていた。 もちろん、超エリートには変わりはないのだが、ゆめゆめ、憂いなんて微塵もない人たちだと思っていた。 前途有望、果ては日本の国を動かす財務省、外務省をはじめ、行政各省の局長や次官にまで上りつめるこ…
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森林に渡る音色 『トモロスが響かせる森の楽器/ケーナ』 ☆に関係なし

『トモロスが響かせる森の楽器/ケーナ』 河内長野森林ボランティア トモロス  奮闘するおじさん、ライブ第1弾!  我が町のボランティア・フェスティバルに参加した。 まあ、参加したと言っても、おじさんが主催する《ビジョナリーの会 河内長野》は、残念ながら、今のところ、休眠状態だ。 申し訳ない。 いつか、…
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土佐ならではの人たち 『くじら組』より ☆☆☆

『くじら組』 著者 山本 一力  土佐は思い出深い土地である。 もちろん、竜馬の生まれた土地でもある。 おじさん若い時から、なぜか、この土地と関わりが深かった。 勤め始めて、すぐに、上司のアシスタントとして頻繁に高知へ出張することになったのだ。 まあ数年間、月に1度は当地へ出かけていたことになるだろう。…
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懐かしき名コンビの米国映画 『映画/スティング』より ☆に関係なし

『映画/スティング』 ※米国映画 1973年製作  主演 ポール・ニューマン  ロバート・レッドフォード おじさんたちの青春の頃に製作された、米国でのゴールデンコンビの映画だ。 文句なく楽しめる一級のエンターティメントだと思う。 いやもう、何度観ても楽しい。 既に、ロバート・レッドフォードとポール・ニューマ…
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船旅の雰囲気を楽しめるミステリー 『名探偵は密航中』より ☆☆☆

『名探偵は密航中』 著者 若竹 七海  船旅はいいもんだと思う。 ゆっくり、のんびり、本当に旅の気分が喫できそうに思う。 前回、書いたように、おじさんには、せいぜい、フェリーで1泊程度の船旅の経験しかない。 いやもう、今回のような船旅を舞台にしたミステリーを読んでいると、ホント、この古本屋を1ヶ月程閉めて、少…
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暗い情念に肉迫 『黒い画集 2』より ☆☆☆

『黒い画集 2』 著者 松本 清張  『黒い画集 1』の続きである。 パート2ということになる。 前回、おじさんたち何気ない人間を犯罪に追い込む、心の暗い情念についてコメントした。 どうも、その暗い情念の親玉は嫉妬心らしい。 情念に導かれ、やがて、それは、殺意の衝動へと変質していくのだ。 清張さん…
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誰にも、転落の可能性がある 『黒い画集 1』より ☆☆☆

『黒い画集 1』 著者 松本 清張  清張さんの小説タイトルには定評がある。 考えれば考える程、意味深長なのだ。 この『黒い画集』というのは、短編を束ねるタイトルである。 今回読んだのは、『黒い画集 1』。 僅か2編しか収録されていないので、まあ、収録作品は、短編と言うより中編小説と言った方が良いだろう…
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小さいおうちの中の異変 『映画/小さいおうち』より ☆に関係なし

『映画/小さいおうち』 日本映画 2014年製作  監督  山田洋次  主演 松たか子 いやもう、おじさん、家と言うのは、本当に不思議なものだと思う。 考えてみれば、誰が決めたか分からないが、おじさんたちは、ある決められた場所の床と壁と屋根に囲まれたスペースで、人生の大半を過ごすことになるのだ。 その場所で暮らさ…
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心の豊かさを求める若者たち  『植物図鑑』より ☆☆☆☆

『植物図鑑』 著者 有川 浩  いやいや、『植物図鑑』と言っても、本来の植物図鑑をイメージしてもらっては困る。 あくまで、おじさんの古本屋の書架では、一般小説の本の中に並んでいるのだ。 いやはや、この作家については、以前、この古本屋では、『阪急電車』と言う映画にもなった作品を取り上げたこともある。 いやまあ、…
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怪談は、心の闇を吹き払う? 『泣き童子』より ☆☆☆☆

『泣き童子』 著者 宮部 みゆき    ……  お客様、三島屋の百物語は、この黒白(こくびゃく)の間(ま)だけのお話しでございます。 聞いて聞き捨て、語って語り捨てを決まりとしております。 また、お客様のお名前や、ご身分を明かされる必要もありません。 お話しの中に出てくる方のお名前も同様でございます。  …
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嘘をつくことで生き残ってきた 『うそつきの進化論』より ☆☆☆

『うそつきの進化論』 著者 デイヴィッド・リヴィングストン・スミス 前回、『あじさい日記』と言う、渡辺淳一さんの小説を紹介した。 いささか、おじさんにとっては、期待外れだったのだが、小説のストーリー展開の中で、ふとしたことから、妻の日記を覗き見た夫の心理的な揺らぎの描写については、面白く感じたと書いた。 どうして、…
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妻の本音を覗きみれば 『あじさい日記』より ☆☆

『あじさい日記』 著者 渡辺 淳一  おじさん、どうも、こんな小説には、コメントしにくいのだけれど、言ってしまえば、白々しい小説である。 作家の意図がどこにあるのか、何を言いたいのか分らない。 単なるウケ狙いの小説としか思えない。 成るほど、心理描写については、それなりに卓抜したものを感じるが、それにしても、…
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江戸時代の口中医が大活躍 『南天うさぎ』より ☆☆

『南天うさぎ』 著者 和田 はつ子  つい先頃、NHKのニュースを見ていると、口腔衛生は、長生きに大いに関係しているとのことだった。 いやはや、口の中を清潔にして、歯も丈夫なら、健康にも良く、大いに寿命も伸びるらしいのだ。 女優ではなく、高齢者にとって、もっと切実に、「歯は命」だと言うことだ。 おじさんのパソ…
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江戸時代って、こんな時代! 『本当は恐ろしい江戸時代』より ☆☆☆

『本当は恐ろしい江戸時代』 著者 八幡 和郎 江戸時代が不当に評価され過ぎている。 まるで、江戸時代ブームと言えそうだ。 しかし、この本は、「ちょっと待てよ、江戸時代の真実はこうだ」と過剰な江戸時代ブームに警鐘を鳴らしているのだ。 ところで、江戸時代が、今、評価されている理由は何だろうか?  色々言われ…
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わけもなく旅がしたい 『新編 みなかみ紀行』より ☆☆☆☆

『新編 みなかみ紀行』 著者 若山 牧水    ……  幾山川 越え去りゆかば 寂しさの 果てなむ国ぞ 今日も旅ゆく  …… 【若山牧水 短歌】 いやはや、今年の古本屋のテーマは『奮闘するおじさん』と言うことだった。 少なくとも、今年一年は、ぐうたら猫を返上して、とにかく、ライブ感覚で前向きにやって…
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東野圭吾さんのエッセイにガッカリ 『さいえんす?』より ☆☆

『さいえんす?』 著者 東野 圭吾  小説の妙手は、必ずしもエッセイの妙手ではない。 まあ、この逆も言えるだろう。 何となく、おじさん、漠然と、ずっと以前から、そんな気がしていたので、できるだけ、この作家は小説の方を、この作家はエッセイの方をと決め打ちして読んでいた。 今回、その、ぼんやりした約束事というか、…
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昭和30年代を懐かしむ 『映画/ALWAYS 続・三丁目の夕日』より ☆に関係なし

『映画/ALWAYS 続・三丁目の夕日』 ※日本映画 2007年製作    原作 ビッグコミック連載 マンガ『三丁目の夕日』 西岸良平  監督・脚本 山崎 貴 実は、このブログ《三丁目の夕日ヶ丘の古本屋》は、もちろん、この映画のタイトル「三丁目の夕日」をモジったものだ。 おじさんが、青春時代を過ごした高校が、…
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小野小町の美貌は謎のまま 『小野小町殺人事件』より ☆☆

『小野小町殺人事件』 著者 山村 美紗  えっ、小野小町が男だったって。 おじさん、驚いてしまった。 昔から、こんな学説があったらしい。 小野小町と言えば、有名な和歌の三十六歌仙の1人である。 後世、これが絵巻物になったりしている。 確か、小椋百人一首の中にも、その歌と姿が入っていると思う。 …
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